こんにちは!
武田塾洲本校(淡路島)講師の三村です。
気づけば今年も残り2ヶ月半ですね。
今年は1年が経つのがやたらと早く感じます(笑)
同じ日々を過ごしていても、人によって時間の経ち方が違うというのは不思議とは思いませんか。
興味ある人は、相対性理論について調べてみてくださいね。面白いことが分かると思います。
今日は、政治経済ネタ『総選挙』について書きたいと思います。
過去の記事はこちら。
① 総裁選
② 少子高齢化
③ バブル経済
④ ??バブル崩壊
<目次>
・今回の総選挙について
・総選挙に向けた流れ
・過半数や2/3の議席の確保が焦点になる理由
・まとめ
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今回の総選挙について
新しい総理が決まり、毎日政策についてニュースが流れていますね。
これまでの流れを整理しておきましょう。
??9月29日、自民党総裁任期満了に伴い総裁選挙を実施。
??菅前首相が継続と思われていた中、辞任した為にかなり注目度が上がりましたね。
??10月4日、新しい総理大臣の氏名選挙を行う為、臨時国会を開く。会期(国会の期間)は14日まで。
??前述の自民党総裁選は、「自民党内のトップを決める」選挙であり、総理大臣を決める選挙ではないことに注意しましょう。
??10月4日、衆参両院の本会議で首相指名選挙を実施。岸田総理大臣の誕生。
??ここで初めて岸田首相が生まれます。自民党総裁選挙が「事実上の首相を決める選挙」と言われる所以がここにあります。
??10月4日、岸田総理は、臨時国会最終日の10月14日に衆議院を解散し、衆議院選挙(以下、総選挙という)を「10月19日公示・31日投開票」の日程で行う方針を表明する。
??衆議院議員の任期満了(10月21日)に伴う総選挙ですが、任期満了を超えての総選挙は現行憲法では初とのこと。
※任期満了後の総選挙になった理由は、菅前首相の退陣を受けて体制を整えるのに時間がかかったからと言われています。
以上が、今日に至るまでの主な流れです。
そして、14日に臨時国会は終わり、同時に衆議院も解散します。
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総選挙に向けた流れ
総選挙公示日が10月19日となりました。
ちなみに、告示とも言われることがありますが、
皆さんは「公示」と「告示」の違いを説明できますか。
正解は、
天皇の国事行為の場合は公示、そうでない場合が告示です。
さて選挙活動ですが、
公示日から選挙の前日まで行うことができるようになります。
逆に言うと、公示日より前と選挙当日は選挙活動ができません。
※選挙活動期間を設けることで、公平性を保つため。
選挙期間になると多くの街宣車が街中を走り出すのは、この理由からです。
14日以降、賑やかになりますね。
そして、10月31日に投開票がされます。
18歳になった高校3年生の皆さん、投票に行きましょうね!
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過半数や2/3の議席の確保が焦点になる理由
総選挙の結果で注目されるのが、
与党の議席数
です。
その際に1つの基準になるのが、「過半数」と「2/3」です。
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過半数の議席を取ることが大切な理由
色々な政党がある中で過半数を取ることは、総選挙の勝利を意味します。
過半数を取っていることで、あらゆる決定の場面で有利になる為です。
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2/3の議席を取ることが大切な理由
2/3の議席を取ることが重要な理由といえば、
憲法改正
です。
ここで憲法改正の流れを確認しておきましょう。
1.衆議院・参議院両方の本会議で、総議員の2/3以上の賛成
2.国民投票で過半数の賛成
なかなかハードルが高いですが、近い将来国民投票が行われるかもしれません。
是非覚えておきましょう。
以上の理由が、過半数や2/3の議席が焦点になる理由です。
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まとめ
今日は政治経済ネタということで、総選挙について書きました。
私の経験ではありますが、
中高生で学ぶ政治経済は、語句の暗記になりがちではないでしょうか。
もちろん暗記は必要ですが、
政治の仕組みを知ることで記憶に定着しやすいはずです。
だからこそ日々の政治ニュースにアンテナを張っておきましょう。
きっと受験勉強する時に役に立ちますよ。
では!