こんにちは!
武田塾洲本校(淡路島)講師の三村です。
突然ですが、
皆さんは今何のために勉強をしていますか。
受験のため?
定期テストで高い点数を取るため?
色々な理由があると思いますが、せっかく勉強をしたのなら実生活でも役立たせたいですよね。
ということで今日は、
時事ニュース(政治)について書いてみたいと思います。
ホットな話題といえば・・・
受験のために暗記するイメージが強い政治経済ですが、
日常のニュースの中でも政治経済に関する単語は溢れています。
例えば、今もっともホットな話題といえば、
総裁選と、それに伴う衆議院選挙
です。
今日はこのことについて具体的に書いてみたいと思います。
衝撃の総裁選
まず、連日ニュースで報道されている総裁選について簡単に説明します。
総裁選とは
総裁選とは総裁選挙の略ですが、
そもそも総裁とは、政治用語では各政党の代表のことを指しており、
今ニュースで報道されている総裁選というのは、
”自民党の”総裁選
のことを指しています。
この自民党総裁選が、
9月17日告示、同月29日に投開票される予定だったのですが、そんな中、衝撃が走りました。
それが、
菅首相の総裁選不出馬
です。
衝撃が走った菅首相の総裁選不出馬
なぜ衝撃なのか。
多くの人が菅首相が立候補するものと思っていて、かつ菅首相が当選するものと思っていたからです。
その首相が総裁選立候補辞退となると、自民党は必然的に新しい総裁を決めざるを得ません。
しかも、
自民党総裁になるということは、内閣総理大臣になることとほぼ同じことです。(このことは後で詳しく書きます。)
つまり、
自民党総裁選挙で当選すると同時に、新しい内閣総理大臣が決まるといえます。
いわば、内閣総理大臣を決める選挙といっても過言ではありません。
だから世間で騒がれているのです。
新総裁のもとでの衆議院選挙
総裁選挙の次に控えているのが、衆議院選挙です。
この衆議院選挙、政治経済の教科書に必ず出てくる単語ですね。
衆議院とは
衆議院とは日本の国会の1つで、
議員定数465人、うち289人が小選挙区選出議員(※2)、176人が比例代表選出議員(※3)で構成されています。
(※2)全国を289の選挙区に分けて選挙を行い、各選挙区から1名のみを選出された議員。
(※3)各政党の得票率に比例して配分された議席に対して、その党が指名した議員。
そして、
衆議院議員の任期は4年です。
前回の衆議院選挙が2017年10月22日だったので、
今年の2021年10月21日で任期満了ということになります。
衆議院総選挙について
ということで、衆議院総選挙(以下総選挙という)が迫っています。
でも中には、
4年経ってないのに総選挙してなかったっけ?
と思う人がいるのではないでしょうか。
それもそのはず。
衆議院には「解散」があるからです。
衆議院が解散した場合、
40日以内に総選挙をしなければなりません。
つまり、衆議院が解散した場合、任期に関わらず総選挙が行われます。
だから、4年1回の感覚があまりないのだと思います。
実際、過去の総選挙の期日を見てみると、
平成21年8月30日
平成24年12月16日
平成26年12月14日
平成29年10月22日
というように、約8年の間に4回総選挙が行われています。
総選挙による勝利=与党、そして内閣総理大臣指名へ。
総選挙で過半数の議席を獲得した政党を与党といいます。
2012年に再度自民党が与党になって以来、今日まで自民党が与党を続けています。
そして、この総選挙で与党となった政党から内閣総理大臣が決めることになります。
その選挙が「内閣総理大臣指名選挙」です。
この内閣総理大臣指名選挙は、衆議院と参議院のそれぞれで記名投票が行われますが、ほとんどの場合、
自民党総裁=内閣総理大臣
となります。
だから、今回行われる自民党総裁選が非常に注目されているのです。
まとめ
今騒がれているニュースを取り上げてみましたがいかがでしたか。
見たことがある単語も多かったのではないでしょうか。
学校や塾で学んでいる単語が日常で使われていること、
そして社会と繋がっていることを知ることで、少しでも学習意欲が上がってくれたら嬉しいです。
今学んでいることが将来どう生かされているのか。
それは学んでいる最中には分からないかもしれません。
ですが、大人になり振り返った時に、
「あの時もっと学んでおけば良かった・・・」
と思うことは多々あると思います。