【政治経済ネタ④】時事ニュースと勉強の関連 (バブル崩壊編)

こんにちは!

武田塾洲本校(淡路島)講師の三村です。

 

秋晴れが続き、本当にいい季節になりましたね!

 

いよいよ10月です。

張り切っていきましょう!

 

今日は、

前回の「バブル景気」の続編となる「バブル崩壊」について書きたいと思います。

※バブル景気の記事はこちら。

 

失われた20年、30年ともいわれる時代を作った原因でもある「バブル崩壊」

政治経済の流れを理解する為にもぜひ理解しておきたい出来事ですので、チェックしておいてくださいね!

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バブル景気の流れの軸を掴もう

前回と同様、まずはバブル経済?崩壊までの流れを掴みましょう。

 

??1980年代前半 日米貿易摩擦

??1985年 プラザ合意で円高進行

??1987年 公定歩合引き下げで地価爆上げ(バブル景気の到来)

————————前回はここまで————————

??1990年 総量規制、公定歩合引き上げ

??1991年 地価や株価の暴落(バブル崩壊)

 

前回は、

日米貿易摩擦 → アメリカ不況 → プラザ合意で円高進行

→ 輸出企業を中心に日本不況 → 公定歩合引き下げ → 土地を担保に融資を繰り返す

→ 企業だけでなく個人も参加 → 地価・株価爆上げ(バブル経済の到来)

 

という流れを説明してきました。

物事には必ず原因があります。

 

理由もなく、日本中を巻き込んだバブル経済は起きることはありません。

そして原因を突き止めれば、解決策を見いだすことができます。

 

日々勉強をする我々も、常に物事を探求する姿勢を身につけていきましょうね!

 

では、本題に入ります。

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バブル崩壊への入り口 = 総量規制と公定歩合引き上げ

信じられない好景気を迎えた日本ですが、そう長くは続きませんでした。

 

なぜならそれは、実態のない価値だったからです。

 

土地を担保に土地を買う。

そして、またその土地を担保に別の土地を買う。

さらに、その土地を担保に別の土地を買う。

 

この連鎖が「バブル」と言われる所以です。

中身のない泡がひたすら増えていく状態だったのです・・・

 

それを繰り返した先に何が待っていたのでしょうか。

 

そう、バブル崩壊です。

バブル(泡)は中身がないから、破裂すれば何も残りません。

それが起きてしまったのです。

 

では、何がきっかけでバブルは崩壊したのでしょうか。

ここにも原因が明確にあります。

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総量規制と、公定歩合の引き上げ

地価や株価の異常な高騰を抑えるため、政府や日本銀行が対策を打ちます。

 

それが、総量規制です。

 

1990年、

土地を買う目的での融資額を減らすよう、金融機関に指導を始めたのです。

さらに公定歩合は2.5%から6%に引き上げられます。

 

そもそもバブル経済の入り口は、公定歩合の引き下げでした。

それが引き上げになったのです。

 

おまけに、所有している土地に応じて「地価税」という税金もかかようになります。

 

これまで土地を買ってきた企業や個人は、融資を受けることが困難になります。

 

土地を担保に土地を買えなくなる・・・

 

皆さんだったらどうしますか?

 

今持っている土地を売りませんか?

なぜなら持っていても、新しい土地を買うことができないからです。

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バブル崩壊

こうして、次から次へと土地が売却されていきます。

もちろんそれに紐づいて、株も売却されていきます。

 

この先に何が待っているかと言えば、

 

土地の買い手がいない・・・

です。

 

そして、

買い手がいなくなったことで、銀行から資金を借りていた企業の多くは倒産します。

 

つまり、銀行から借りていたお金を返せなくなったのです。

(=不良債権)

 

こうなれば、お金を貸していた銀行も大変なことになります。

深刻な経営悪化を招きました。

 

実態のないバブルは、急激に膨れ上がり、

そして、総量規制、公定歩合引き上げ、税徴収によって、

一気に崩壊しました。

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まとめ

2回にわたって、バブル経済と崩壊の仕組みを書いてきました。

 

今から過去を見れば、ありえないことかもしれませんが、

歴史とはそうゆうものだと思います。

 

我々が生きている現代も、未来の人たちから見たらありえないことをしているかもしれません。

 

だからこそ、過去も含めしっかり勉強しなければ、今の判断を誤ってしまうと思います。

 

勉強は受験の為だけにある訳ではありません。

受験勉強の中には、これから皆さんが生きていく上で大切な情報が詰まっています。

 

そのことを是非意識しながら勉強してみて欲しいです。

 

では!

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