数学の受験勉強をする時に陥る3つの罠と、正しい勉強方法

みなさんこんにちは!
武田塾洲本校講師の三村です。

 

突然ですが、私の自己紹介を簡単にします。

広島県の小中高を卒業後、福岡県の大学に進学、
大学卒業後、2年間の謎のフリーター生活を経て、広島県の数学教師になりました。

 

3年で退職はしてしまいましたが、
合計2300時間を超える数学の授業を通して、生徒の皆さんがどこでつまずいて、どのように乗り越えてきたのかを見てきました。

 

今日は、
私自身の経験を踏まえながら、数学の正しい勉強法をお伝えできればと思います!

 

数学の受験勉強をする時に陥る3つの罠

早速ですが、皆さんは数学の勉強をどのように取り組んでいますか。
もし努力しているのに成績が伸びていないとすれば、次の3つの罠に陥っているかもしれません。

 

1.現在地を正しく把握できていない。
2.合っていない参考書を使用してしまう。
3 解答や解説を読んで「できたつもり」になっている。

 

では、それぞれについて具体的に書いてみたいと思います。

 

自分がどこの単元・分野でつまずいているか(現在地)を正しく把握できていない。

まず、最初に陥りがちなのが、「現在地を把握せず受験勉強をスタートしてしまう」ことです。

特に数学や英語でこれをやってしまうと、

 

どれだけ時間を使っても成績が伸びないという現象が起きてしまう可能性が非常に高いです。

 

スポーツに置き換えると分かりやすいと思いますが、例えば、

「テニスが上手くなりたい」

という人に対して、いきなりスマッシュの打ち方は教えないですよね。

 

まずその子の現状(スキル等)を確認するはずです。

 

その上で、
「ラケットの握り方」「ラケットの振り方」「ボール打ち方」

を教えたりするなど、その子に応じて段階的に指導するはずです。

 

これをもし段階を無視して、ただスマッシュの打ち方を教え続けても上手になることは難しいです。

 

実は数学の勉強も全く一緒なんです。

 

「一次方程式」ができていないのに、
「二次方程式」ばかりやっていたらどうなりますか。

 

「比例・反比例」ができないのに、
「二次関数」ばかりやっていたらどうなりますか。

 

間違いなくできない為、数学嫌いになるのは時間の問題です。

 

言われてみれば当たり前のことかもしれません。でも、この当たり前のことができていないことが非常に多い・・・

 

特に学校ではこの現象が起きがちです。
一人一人に合わせた授業をすることが困難な為、どうしても分からない生徒が出てしまいます。
そして、その生徒はどんどん分からなくなっていってしまう。

 

ぜひ今からでもいいので、自分がどこで躓いているか現在地を把握してみてくださいね。

 

どこから始めればいいかが分からない!

とはいえ、
どこでつまずいているのか、どこから始めればいいかは、なかなか自分で分からないと思います。

 

そこで、関数を例に現在地を把握する方法をお伝えします。

 

関数は実は下記のように構成されており、皆さんはこれに従い小学校からずっと関数の勉強をしてきました。

 

小学4年生:「2つの数量の変化の様子と表や式、折れ線グラフ」
小学5年生:「簡単な場合の比例」
小学6年生:「比例・反比例の関係」
中学1年生:「比例、反比例の表、式、グラフ」
中学2年生:「一次関数」
中学3年生:「二乗に比例する関数」
高校1年生:「二次関数」
高校2年生:「指数関数・対数関数」「三角関数」「微分・積分」
高校3年生:「極限」「微分法」「積分法」

 

つまり、
関数については小学4年生からずっと繋がっているということが分かります。

 

これが数学の特徴です。(英語もこの特徴に当てはまります。)

 

他の教科(例えば歴史)ではこのようなことは起きにくいです。
「縄文時代が苦手だから明治時代が苦手」とは限りませんよね。

 

数学という教科の特徴を理解していただけたでしょうか。
この特徴を理解すれば、以下の流れで現在地を把握します。

 

高校1年の二次関数で分からないと思ったら、中学3年の二乗に比例する関数に戻る。

もし二乗に比例する関数も分からなかったら、中学2年の一次関数に戻る。

 

このように自分が今どこで躓いているのか、現在地を把握する作業が非常に重要です。
是非、参考にしてみてくださいね!

 

※ちなみに計算問題は全ての単元・分野の基盤となるので、できるだけ早いうちにスタート地点を見つけ、そこから積み上げることが物凄く大切です。

 

自分に合っていない参考書を使用してしまう。

2つ目は、参考書の選び方についてです。
これもよく陥りがちな罠です。

 

本屋やテレビや動画で紹介されていたから。
自分の志望校に合格した先輩が使っていたから。
学校で使っているから。

 

などの理由で参考書を選ぶことはあまりオススメできません。
なぜなら、その参考書が自分に合っているとは限らないからです。

 

先ほど伝えたように、
あなたの現在地から参考書を考える必要があります。

 

中学校の単元で躓いていることが分かっているのにも関わらず、高校向けの参考書を使っていては分からない問題ばかりで自信をなくしてしまいます。

 

大切なことは、
あなたの現在地に合った参考書を探し、使うことです。
是非、以下の動画を参考にしてみてくださいね。

 

解答や解説を読んで、「できたつもり」になっている。

最後の罠。
これはまさに私が陥った罠です。。。

 

数学においてよく起きがちですが、ある程度理解が進むと、
解説を読めば分かる問題が増えてきます。

 

そのような時期にやりがちなのが、

 

できたつもりになって、一から全部の解答を自力で書かない

 

ことです。

 

これは絶対にやめましょう!

 

解説を見たら分かった=できる問題

ではありません。

 

答えや解説を見ること自体は悪いことではありません。

 

でも、答えや解説を見た時にできたつもりになって、自力で解答を作っていないことが極めてもったいないことなんです。

 

仮にこれをせずに、一度できなかった問題を1週間後にもう一度やってみてください。
高い確率でできないと思います。

 

これは数学の勉強における鉄則です。
是非守ってやってみてください!

 

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。
3つの罠と正しい勉強方法、理解していただけたでしょうか。

 

今日の内容をまとめると、

 

1.数学の構成をしっかり理解した上で現在地を把握すること。
2.その現在地に合った参考書を選ぶこと。
3.間違えた問題の解説を読んで理解したつもりになることなく、自力で解説が書けるようになるまで何度も繰り返すこと。

 

是非参考にしてみてくださいね!
そして、一人でも多くの人の成績が上がり、数学の魅力に気づいてくれたら嬉しいです!

 

頑張れ受験生!!

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